石破茂先生とお話をして感じること。
「皆さん!秋田に来ました!秋田と言えば「末廣ラーメン本舗」!みんなで美味しいものを食べて日本を元気にしましょう!」。ある日、なまはげ様で有名な秋田県男鹿市の菅原こうじ市長から「石破茂先生の講演会での第一声で奥さんのラーメン屋さんが出てきたぞ」と連絡を頂きました。実は末廣ラーメン本舗とは女房が営んでいるラーメン屋なのです。女房の会社と言っても資本関係も何もないお互いに独立した会社。変な話ですが女房と私は、お互いの会社、そしてプライベートでも金銭のやりとりをきっちりと分けていて、お互い自立して行こうと決めて結婚、それをずっとやってまいりました。したがって末廣ラーメン本舗は私の会社の話ではないのですが、女房の会社を誉めて下さったことを当然うれしく思いました。
「石破茂先生、講演でおっしゃって下さった末廣ラーメン本舗は女房が営んでいるラーメン屋です。秋田にいらして女房のラーメン屋のことに触れて頂きありがとうございました」・・・。私は面識のない石破茂先生にお礼のお手紙を書きました。そして、そのお手紙を石破先生へ届けて下さったのは、私が尊敬する冨樫博之代議士でした。冨樫先生は、石破先生をどんなことがあっても支え続けている方で、私は「男の中の男」という言葉は正しく冨樫先生の為にある言葉と感じる偉大な尊敬する先輩であります。
驚くことに、石破先生から、直ぐにお返事が届きました。冨樫先生のご縁で石破先生とのご縁が出来たのです。様々なやり取りの中で意気投合した私たちは冨樫先生と共に会食をすることとなりました。
石破先生は、メディアで見ていた通りの方でした。裏表がなく、はっきりとご自身の信念を素人の私にわかり易く丁寧に簡潔に語って下さいました。私は一瞬で石破先生のファンとなり、話せば、話すほど、その魅力に引き込まれてしまいました。政治家として、男として、人間として、様々な魅力をお持ちの石破先生ですが、ここでは、私が感じた庶民的な石破先生の魅力について触れてみたいと思います。
皆さまご存知の通り、石破先生は「防衛おたく」「アイドルおたく」「ラーメンおたく」「鉄道おたく」「戦艦おたく」「戦闘機おたく」など様々な庶民的称号をお持ちです。先生のお部屋には、何人かの歴代総理の写真とともに、軍艦や戦闘機などの模型が飾られております。それはどんなに偉くなられても、正義を愛する少年の心を持っている庶民派石破茂先生の魅力であると思います。そして先生がお好きな、アイドルグループ「キャンディーズ」さんのお話をされる時の石破先生の目は少年のようにキラキラと輝いておられるのです。
ドリームリンクが経営している店舗の中に「1970~90年代アイドル」をテーマとした「代々木ミルクホール」という店があります。私は国民の為に、そして日本に為に、絶え間なく奮闘されている石破先生に、少しでも息抜きをして頂きたいと思い、代々木ミルクホールで「代々木ミルクホール石破茂先生スペシャル」というイベントを開催したいと提案を致しました。石破先生はニコリと笑い「やりましょう!」と直ぐに快くおっしゃって下さりました。そして、その後のやりとりに、私はまたまた驚くのでした。
石破先生に喜んで頂きたいとの思いで、お忙しい石破先生の環境を考えずに、たくさんの質問を投げかけてしまいました。「キャンディーズさん以外で好きなアイドルは?」「好きな昭和のアイドルソングは?」「一番歌番組を聞いておられた年齢は?」「昭和の好きなアニメは?」「学生時代に聞いておられた海外のアーティストは?」・・・。国会の日程などの石破先生を取り巻く環境など考えていない無礼な質問に石破先生は本当に丁寧なご回答を書いて下さったのです。私はそのご回答を見て、「私のような人間にここまでお時間を割いて下さったのか」と感動するとともに、「なんて凄い方なのか・・・」と改めて石破先生の素晴らしさ痛感することとなりました。どんな時でも、全てにおいて全力で取り組む、人を見て取り組みを変えない・・・。私は、このやり取りで、忘れていたリーダーとしての大切な教訓を思い出すことができました。この様なエピソードを経て「代々木ミルクホール石破茂先生スペシャル」は、冨樫先生の乾杯のご発声から、キャンディーズさんの「年下の男の子」のオープニングで楽しくスタートすることができました。
※余談ですが、石破先生のご回答は微笑ましく、人間的で、その時代を知っている方なら誰もが共感できるものでした。
もう一つ、石破先生のエピソードを知って頂きたいと思います。2023年8月23日の午後のことです。暑い真夏のこの日は「全国高等学校野球選手権記念大会」、いわゆる夏の甲子園決勝の日でした。同日午後に石破先生を訪ねて行った私は、日本の外食を躍進させる為の持論を石破先生に聞いて頂いておりましたが、なんとその時間は石破先生の母校である慶応義塾高等学校107年振りの優勝が懸かった一戦の真っ盛りだったのです。途中、秘書の方が「仙台育英高校が2点を入れ、3対2と追いつかれました」などとの速報を伝えに来て下さる中で、石破先生は私との約束を優先して下さり、テレビもラジオもない部屋で、時間を惜しまずに、真剣に真摯に話を聞いて下さりました。当然、石破先生はその様子が気になり、試合をご覧になりたいはずです。ちょうど私が帰る時に「先生、勝ちました!13対7で慶応高校107年振りの優勝です!」との速報が伝えられました。母校を、後輩を思う石破先生のお顔に満面の笑みがこぼれました。どれだけ試合をご覧になりたかったのかと思うのと同時に、石破先生の優しさと、懐の深さを改めて感じた出来事でした。
最初に石破先生へ書いた手紙の追伸欄に「早く総理になって下さい。」と書きました。それがいま現実のものとなりました。「総理になることが目的ではなく、国民の為に何をやるか、日本の為に何をやるか目的である」。正しくこの考え方、そして、その生き方を信念として、長きに渡り、貫き通して来られた石破茂先生。その為には、怯むことなく、力の強いものにも立ち向かって行かれ、今日まで政治改革をぶれずに取り組まれて来られたご姿勢は皆さまご存知の通りです。弱くなってしまった日本を正しい方向に導く明確な設計図と強い信念を持ち、それを貫くことが出来る素晴らしい総理大臣が日本に誕生したと思います。
ラーメン議員連盟会長の石破先生がおっしゃっていた「ラーメンは日本の宝物。1,000円の壁など様々な課題を解決して日本のラーメン業界を盛り上げたい」という言葉は庶民の私たちに大きな希望と勇気を与えてくれる言葉だと思います。国民の為に、また日本の為に、これからどんどんご活躍下さると信じております。そして「代々木ミルクホール石破茂先生スペシャル」の回答の中にあった、石破先生が大好きなアニメのひとつ「宇宙戦艦ヤマト」。沖田十三艦長を先頭に、古代進氏、島大介氏、森雪氏などの乗組員を中心に、日本からイスカンダル星に向け飛び立った地球防衛軍は、ガミラス帝国の侵略を受けて滅亡直前の世界を救い、滅びかけていた地球を蘇らせ、地球の青さを取り戻しました。少年の頃にご覧になられたその記憶が現実のものとなり、石破政権が世界を救うご活躍されることを心より期待し、そして心より応援しております。
第102代内閣総理大臣ご就任おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
石破茂(いしばしげる)第102代内閣総理大臣プロフィール
・昭和32年 鳥取県生まれ
・昭和54年 慶應義塾大学 法学部卒
・昭和61年 衆議院議員当選
・平成4年 農林水産政務次官
・平成10年 衆議院運輸委員長
・平成12年 農林水産総括政務次官
・平成12年 防衛総括政務次官
・平成13年 防衛庁副長官
・平成14年 防衛庁長官
・平成19年 防衛大臣
・平成20年 農林水産大臣
・平成21年 自由民主党 政務調査会長
・平成24年 自由民主党 幹事長
・平成26年 国務大臣 地方創生・国家戦略特別区域担当
・令和6年 第102代内閣総理大臣