てるてる坊主

 その昔、日本の家庭の軒先には「てるてる坊主」がさがっておりました。明日の晴れを願う子供達が寝る前にせっせと作り吊るしていたのです。 遠足や運動会の前日などは、その町内のあちらこちらでてるてる坊主が見られたものです。

 また、てるてる坊主は雨に止んで欲しい時にも活躍しておりました。長雨が続いたりするとポツリ、ポツリとあちこちの家にてるてる坊主が登場しておりました。

 いつの間にか、てるてる坊主は見かける事が少なくなりました。気象情報の精度があがり、天気予報はいつでもどこでも見れる環境となり、科学的根拠のないてるてる坊主は忘れられているのかもしれません。 古くから伝わる日本の伝統を絶やしてはなりません。TVもなく天気予報を見る事ができなかったころの子供達が空を見上げててるてる坊主を作り、歌を歌って、晴れを願っていた時代はほんの少し前の事でした。

 ドリームリンクの店先では雨が降ったらてるてる坊主をぶらさげるようにしております。早く雨が上がり、気持ちの良い晴天となる事を願ってさげております。この運動を始めてから、空を見る様になりました。携帯で予報を確認するだけではなく、空を見上げて天気を気にする様になりました。

 てるてる坊主をご覧になり、少しでも昔の日本の伝統を思い起こして空を見上げて下さる方がいたらいいなと思いながら雨が降った日はてるてる坊主を作っております。


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