私は高校2年の夏休み、新宿中村屋サロンという店で1ヶ月のアルバイトをしました。著名な絵画を店内に配した、今で言うとアートカフェレストランと呼べるようなお店でした。
名物のカリーやグラタンに、コーヒーシャンテリーなどのデザートに夜はカクテルも提供する店。
お客様が使うナイフフォークとお皿がカチャカチャする音や会話や笑い声がBGMで、バックに静かなクラシックが流れるお店。
コックとウエイターとバーテンダーという、異なる仕事の人が1つの空間を創り出しているお店。
当時ロックバンドを組んでいた私は、この飲食店という空間がまるでバンドのような、同じ楽器で同じメンバーでも、昨日と今日とでは奏でる音がまるで違うという世界観は同じだなぁと感じたものでした。
そのライブ感が魅力の反面、少しでも手を抜いたりサボったりするとたちまちお客さまの不満を買ってしまうのがこの飲食業の仕事なんだと思って、毎日がまさにハラハラドキドキの仕事です。
それからかれこれ50年が経ちました。半世紀経った今もあの頃に感じた飲食業の本質、宿命は変わる事がありません。むしろテイクアウトやデリバリーで美味しい料理が店の外でも消費出来る現代では、飲食店という空間でなければ提供出来ないお客様一人ひとりの体験価値がより強く問われるようになったと思います。
ドリームリンクは、一歩お店に足を踏み入れたら全てのお客様がその世界観の魔法にかかる。
そんなお店を作り続けて24年。
私は縁あって2022年から会長職を勤めていますが、そのずっと前から日本で一番クリエイティブな外食企業だと思っていました。
今、店舗の仲間たちと一緒に新しい商品、サービス、企画を開発したり、みんながやり甲斐を持って仕事が出来る為の仕組みシステム、文化風土作りを目指している事にワクワクが止まりません。
私たちのお店で、人々を楽しませる、喜ばせる、癒す、元気になってもらって送り出す。
その前に、先ずは自分が楽しんで面白い事に何でもチャレンジする。
そんな仲間を求めています‼️